Star Gold スターゴールド

倉敷市から世界マーケットへ

株式会社 ビザビ 倉敷支社 三宅 健太さん (Kenta Miyake)


——スターゴールドがご一緒させていただくようになったキッカケから教えてください。

「倉敷市が海外販路の開拓支援事業を行なうという時に、まずもって海外進出へのノウハウがないという話になりまして。メーカーさんもノウハウがありませんでしたし、弊社もノウハウがありませんでしたので、ジェトロ(日本貿易振興機関)に相談をして薬師寺さんを紹介していただきました。海外販路開拓支援事業で薬師寺さんにお願いしたのは、海外のバイヤーさんを倉敷に呼んでいただき、その方たちの通訳件、コーディネーターですね。メーカーさんはモノ作りは得意でも、売り方が分からなかったり、見せ方が分からないという方が多いので、そういったところもアドバイスをいただきながら、今はあらゆることを相談させていただいています」



株式会社 ビザビ 倉敷支社 三宅 健太さん (Kenta Miyake)



——こちらの「三備インディゴワークス」のハイブリッド型無人展示会も、スターゴールドと一緒に進めたのですよね。

「薬師寺さんは児島ジーンズ(岡山県児島発の国産デニムブランド)を以前から高く評価してくださっていて、三備エリア(倉敷市、福山市、井原市)の合同で展示会を行なったほうが魅力が伝わるというアドバイスをいただき、こういった形での展示会になりました。会場も薬師寺さんが決めてくださいましたし、商品の展示の仕方もブースによってはアドバイスをいただき、こちらがお願いする以上のことをしてくださいますね。それと、手にした人が絶対に開けたくなるようなノベルティーも薬師寺さんのアイデアで、デニムの生地で封筒を作って、招待状自体は帆布に文字を印刷したんです。普通に印刷しようと思うと文字がにじんだり潰れたり難しいのですが、それでも産地の技術で上手く表現できました。招待状をこういった形にするという発想が私たちにはなかったのですが、まだまだ知られていない『三備インディゴワークス』の魅力を多くの方に知っていただくという意味で、インパクトのあるものが作れたと思います」





——製作側のメーカーさんの反応はいかがでしたか?

「最初は面白がっていらっしゃいましたが、途中から『これは大変だ』と(笑)。ノベルティーって通常は完成までにすごく時間が掛かるのですが、現地の人がデザインをして、素材をその日に集め、次の日にはサンプルが出来上がるという、産地のエリアだからこそのスピードで進んでいき、確か2週間くらいで仕上がりました。モノ作りをされる方たちの中にはマーケットへのポテンシャルを秘めている方も多いので、その部分を引き出すためにも、薬師寺さんの視点は必要だなと思います」




——スターゴールドとのやり取りの中で、気付きはありましたか?

「物事を行なうことに一生懸命になりすぎて、結局は誰のためにやっているのか、相手にどうなってもらいたいのかを見失うことが私にはよくあるんです。そんな時に、『これは誰のためにやっているんですか?』ということをおっしゃいます。この展示会の会場も私たちは基本的に賛成だったのですが、『どういったメーカーが出展するんですか? それに合わせた会場が必要なので、メーカーが決まらないと場所も決められないですよね』と急所を突かれる質問が飛んできまして。当たり前といえば当たり前かもしれませんが、我ながら毎回反省ですね(笑)。とはいえ、優しい方なので、『今できる最適をやりましょう』と毎回根気よく付き合ってくださいます。展示会のノベルティーに関しては若干無理をおっしゃいましたが(笑)、頑張ればできるということを見越した上での提案でしたので、私たちも挑戦できてありがたかったです」



Message

「基本的にはいつも断られることもなく、嫌とおっしゃることもなくて、非常に信頼した上で、ご一緒させていただいています。今の延長で、これからも薬師寺さん独自の視点でアドバイスをいただきながら、一緒にお仕事ができればと思っております」




倉敷市 商工課 堀内 祐介さん

——倉敷市におけるスターゴールドの役割を教えてください。

「倉敷市が市を上げて海外向けに販路開拓をしていくことになった時に、それまでは海外と取引をしたことがない企業ばかりでしたから、どうやって売っていけばいいのかイメージがわかなかったんですね。その時にフォローをお願いしたのが薬師寺さんで、アジアやヨーロッパのバイヤーさんを倉敷に呼んで一緒にアテンドしていただいたり、海外向けの商談会でバイヤーさんに声を掛けていただいたりしました。薬師寺さんのおかげで海外への販路の開拓ができたので、そういった意味でも薬師寺さんには大切なパートを担っていただいていると思います」







——具体的には、どんな変化がありましたか?

「薬師寺さんにお願いしたことで一歩も二歩も前に進めたのは、私自身というよりは、各企業さんではないでしょうか。 “ここが気になるから、もう少し見せ方を考えてはどうですか?”といったアドバイスを企業さんに直接伝える時間を薬師寺さんは作ってくださるんです。薬師寺さんが倉敷にいらっしゃって、この時間はこの会社、この時間はこの会社というふうに時間を作って、ひとつひとつ気付きをフィードバックしてくださいます。外部の人からの声は企業さんにとって非常に大きいですし、そういった声を真摯に受け止めて各企業が少しずつステップアップしていく様子も見られたので、薬師寺さんには非常に良い動きをしていただいたと思います。経験上、中にはドライな方もいらっしゃるのですが、薬師寺さんは期待以上のことを返してくださるので、非常にありがたいです」




——市の職員の方たちは、どうおっしゃっていますか?

「今まで薬師寺さんとご一緒させていただいた職員からは、何かあったら薬師寺さんにお願いしてみよう、分からないことは電話して聞いてみようといった話が出るくらい信頼を置かせていただいています。今回の展示会も、本当はもう少し大きな会場を借りて、各ブランドが自社の商品を直接紹介するという一般的な展示会をイメージしていたのですが、オンラインが中心になり、これがいい方法なのか、全く的外れなのか、自分なりに調べてはみたものの不安があったんですね。それで薬師寺さんに相談させていただいて、ご意見を伺いながら進めていきました。ビザビの三宅さんもそうですが、薬師寺さんとは次もまた一緒にお仕事をしたいと思えるような関係性です。仕事の中身はもちろん、最終的にはフィーリングが大事ですので」



——フィーリングという意味も含めて、普段の印象はいかがですか?

「飾らない方ですよね。三宅さんと3人でオンラインでお話をする時も生活感のある部屋が丸見えですし、寝癖がついている時もありますから(笑)。そういったお茶目な一面のおかげで私たちも変にかしこまることなく、楽しくお付き合いさせていただいていますし、一方でモノ作りの大切さをしっかり考えてくださっているので、私たちも、それにきちんと応えなくてはいけないなというふうに思っています」





——では今後、スターゴールドと一緒に行なってみたい事はありますか?

「今回は倉敷市、井原市、福山市の3つのエリアの製品を国内に向けて発信しましたが、国内に止まるのではなく、出来れば海外へ向けてどんどん情報を発信していきたいと思っています。そういった意味では、私ひとりでは出来ない事もたくさんありますし、もしかしたら三宅さんひとりでも出来ないこともあるでしょうし、薬師寺さんを含めた3社がひとつになって、三備エリアの魅力を色々なところへ発信していけたらなと思っています。今のこの状況は誰が欠けても実現しなかったものなので、この事業を未来に向けて発展させていくためにも、薬師寺さんの関わりにこれからも期待したいです」



Message

「薬師寺さんとは同級生なのであえて言わせていただきますが、お互い人生が半分終わったようなものですよね(笑)。そんな中、薬師寺さんは薬師寺さんのやるべき事にどんどん注力していただきたいですし、私は私で市と企業の皆様のために、やるべきことはどんどんやっていきたいと思っています。そこで、もしまた一緒に組みたいなという事が出てくれば遠慮なく相談させていただき、逆に薬師寺さんからも相談していただいて、良い関係がこれからも続いていければと思っています。さらに欲を言えば、私が異動をしても、次の世代の職員を可愛がっていただきたいですね」